基本はヤスリ掛けで滑らかに
DIYでものを作る場合、仕上げとして表面処理を行わなければならないことが多いです。特に、表面を滑らかな質感に仕上げたい場合、表面処理の作業はほぼ必須です。その表面処理は基本的に、ヤスリ掛けを行います。ヤスリには削れる量が多い、目が大きいものと、削れる量が少ない代わりに滑らかな仕上がりになる、目が小さいものがあります。ヤスリ掛けでは、目が大きいものから、小さいものへと切り替えて使用していきます。凹凸が大きいものに対して、目が小さいヤスリを使用しても、その凹凸は消えません。そのため、まずは目が大きいヤスリで凹凸を削った後、目が小さいヤスリで整えていく形です。そして、光沢が出るほど表面を滑らかにしたいのであれば、目が小さいヤスリで整えた後、コンパウンド剤の使用が必要となります。また、あえて乱雑な表面に仕上げるために、目が小さいヤスリは使用せず、目が大きいヤスリのみを使用するパターンもあります。
コーティングが必要な場合も
DIYで作ったものは、ただ表面をヤスリで削っただけでは、無防備な状態であることが多いです。そのままだと、表面が劣化してしまう可能性が高いです。そのため、コーティングが必要となることが多いです。代表的なのは木材に使用するニスで、乾燥や湿気から守ってくれます。また、プラスチック素材だと、スプレーを使用して、表面にコーティングの膜を張ることが多いです。その膜は、紫外線による色の変化を防ぐ役割があります。どのようなコーティングが必要なのかは、素材や、周囲の環境によって異なります。
表面処理設備には、小物部品の大量生産に適しているものや、液のクリーン度を保ちやすいものなどいくつも種類があるため、目的や用途に合わせて選ぶ必要があります。